数日前のことですが、こんなプレゼントを娘からもらいました。
彼女は、写真を撮られるのは、嫌がりますが、撮ることは、好みます。
携帯でなく、カメラで撮影しますが、これはおばあちゃんの形見であるポケットカメラで撮ったもの。
「フィルムなんだよね?」
「そう、フ◯とかじゃない海外のよ」
表町の商店街に昔からあるカメラ屋さんが行きつけで、現像してもらっているところも彼女らしくて、微笑ましい。
この写真は、彼女が大学卒業して、神戸で働き始めた年のもので、家族で、蒜山にチーズ料理を食べに行った時のもの。歩いていたら、前を歩いていた彼女が、カメラを向けたのを今も覚えています。
白木の額がまた、いいね。写真に合わせて額を選びに休みの日に出かけていたみたいで、本人も気に入ってる様子。わざわざ選びに足を使って行ってくれるところもうれしい。ネットでもなく、商業ビルでもなく、お父さんがよく行ってた馴染みの画材屋さんにいくところも微笑ましい。
「フィルム写真は、なんとも言えない雰囲気があるね。構図もいいね。ありがとう。」と、わたし。
この頃、誰もよしおさんがいなくなるなんて、予想もしてなかったけど、今、こうして、わたしに写真をプレゼントしてくれる娘がいて、幸せだと思います。
額に入ったわたし達の写真は、ふたつありました。きっと、ひとつは、よしおさんからの分なんだと思います。
「明子さま」とカードの表書き。
また、素敵なお誕生日プレゼントをいただきました。