またひとつ、長いこと夢みてたことが叶いました。
佐野明子 デザインのレース刺繍生地が、
「音の絵」さんから、デビューします。
モチーフにしたのは、円山ステッチのギャラリーの前に咲く「サンシュユ」。菜々江さんに色々相談しながら、何案も描いては、やり直しで、最後に「サンシュユ」を生地にしましょうと、なりました。
そして、西日本で1台になってしまったレース織機で、熟練の職人さんが、わたしの絵を生地にして下さいました。それはそれは、 夢のような美しいレース刺繍生地に。
5つ並べてつぼみ、3分咲き、満開と並べたら、リズムの中に、変化が出るのではないかと思って、原案のデザインを変えました。
そして、糸の太さ、糸の色、生地、、「明子さんが決めてくださいと」うれしいやら、責任重大な決断、、なのでした。
サンプルの糸見本帳をみながら、仕上がりをイメージし、試作してくださり、工場の職人さん、菜々江さん、わたしと、打ち合わせをしながら、レース生地は、生まれたのです。
なかなか決められなかったこの生地のお名前。
2年前、よしおさんが光の粒つぶになってしまったあの頃、わたしが書いた新聞記事の
エッセイと同じがいいかもと浮かびました。
佐野明子 デザイン/ 「光の粒つぶ」
亡くなった人が、また花々になり、
光の粒つぶになり、またこの世に生まれてくるのを
わたしは、知っているから。
* * *
お披露目は、ひと月後の4月11日からの
岡山天満屋での「円山マルシェinてんまや」
たくさんの方々に見ていただけますように。
美加子さんにタグの相談をし、イラストを描いて木製タグができました。ジャムは晴江さんにオーダーしています。タグ付き「光の粒つぶ」生地でカバー付きのオリジナルのジャムの企画もしています。
こんな風にみなさんにうれしいお知らせが出来、幸せです。