冷たい空気がピーンと張りつめた本堂にて、野鳥のさえずりが、開いた障子から聞こえてくる朝の坐禅会。
わたしは、自分の呼吸と向き合って数を数える。ひとーーぉつ、、、ふたぁーーつ、、けれども何故かぽわん、ぽわんと浮かんでくる日々の雑念、、御節料理の段取りだったり、色々と。まだまだ、「無」にはなれないけど、参加させていただける禅寺があるのは、幸せな事です。
そして、今日は坐禅会の皆様方がお寺の境内や山門を大掃除の日。わたしは、一年の感謝の気持ちを込めて100人分のおぜんざい作りをお手伝いをさせていただきました。写真は、原田ご老師様の妹様の昌子さん。いつもわたしを励まして、褒めてくださる素敵な方。
台所は、海外から修行にこられた方の食堂でもあります。坐禅会が終わって台所に入るとわたしにコーヒーを淹れてくださいました。ブラックでいただきました。自撮りに挑戦しましたよ(笑)
そして、お椀を出しにいきました。海外の方が多い時で、45人いらっしゃるので、英語で書いてます。
円山は、インターナショナルですね。
お餅を焼くのは、円山ご在住の太極拳の中林先生(娘様の方) が担当され、わたしを見て、「天満屋に出られてましたよね」。そうしたら、他の方も「そうそう、天満屋に出られた方ですよね」と、皆さま笑顔で接して下さいました。
そんな中で黙々とお料理している修行僧であるわたしのお友達たち。奥のテーブルでは、アイロンかけてるアメリカ人の友達。
お番茶を沸かすドイツ人の友達。トムさんのライブにも来てくれ、お父様は、ドイツでバイオリン職人。笑顔が素敵な方々ばかりなんです。
ぜんざいは、100人分。お香こと塩こぶ。フランス人の修行僧の方に、ぜんざいのアフターに食べるのよと言ったけど、日本語が全て通じるのに、アフターだなんてねわたし(笑)
みかんを焼いてたのは、台湾から長いこと来てる女性。円山ステッチにも何回か来てくれたお料理上手な方。「焼くの?」って聞いたら、「カゼ ヒイタトキ、ヤイタホウガイイヨ」と教えて下さいました。癒される風景ばかり。
わたしもこんな台所をつくりたくなる。いつか作る!かも?
そして、もろぶたに入れ、入れてはお運びの修行僧の方々が素早い動き。わたしもすばやく、とりあえず撮影。ナイスかも。
そして、お手伝いのわたし達にもいろいろ下さいました。たくさんの人が入れる台所ってわたしの好きな場所なんだなぁと、再認識しました。
曹源寺で、またエネルギーをいただいて、帰りました。ありがたい年の瀬です。