円山マルシェてんまや scene2
〜佐野明子が提案する自然と寄りそう暮らし〜
岡山天満屋での「円山マルシェin てんまや」が、大盛況で終わりました。
今回は、9月8日から3日間で、延べ72組の出店者が自分たちが作ったものを持ち寄りました。出店してくれたのは、普段からお付き合いのある方々がほとんどで、わたくし佐野が推薦。中には、高知、香川、広島から参加してくれたメンバーもいて、こちらが頭が下がる思いです。
「円山マルシェの空気が好きです。ここにいるだけで幸せです」
「自分ではなかなか出来ない暮らしだけど、ここにいると自分も心豊かになった気がします」
「暮らしに愛情をかけて、明日からは少しがんばってみようと思います」
「お店の方もお客様もとても素敵な笑顔の方ばかりです」
「明子さんの生き方に、感動します」
「おいしい〜」「見た目も美しい」
「厳選されたつながりのある方の素材でつくる味に感激」
ワークショップでは、「よい学びがありました」など。
そんな感想をまだまだたくさんいただき、しみじみうれしく思っています。
長い時間、みんなで準備した岡山天満屋での2回目の「円山マルシェinてんまやscene 2」が終わりました。
テレビ出演も3回あり、新聞の経済欄に記事も書いていただき、さらにたくさんの方々に円山マルシェを愉しんでいただけたようです。貴重なお時間を円山マルシェで過ごして下さり、ほんとうにありがとうございました。
実は、終わってから岡山天満屋のオシャレなスーツ姿の店長さんからこんなことを言っていただけ、すごくうれしかったです。
「次回は、白いリネンの服できますよ」って。
ドレスコードは、テーマカラーの白。素材は自然素材でしたから、うれしい一言でした。
今回の経験で、わたしはたくさんの気づきがありました。今までも、「佐野明子さんの肩書きは何ですか?」と、よく聞かれて、ひと言で表現できなくて、「心豊かな暮らしを提案する人です」などと答えると「プランナーですか?」など、言われて、なかなかひと言では難しく感じていました。
イラストも頼まれて描きますし、製品や作品づくりの相談なども受けたり、「日暮らし」というリトルプレスも10年間発行を続けています。
(9月10日円山マルシェinてんまやで初のお披露目をした岡山美咲町産の 「日々の薬草茶」は、 4人の女性でチームを組んでいます。わたしのイラストがパッケージになりました)
また中区円山にある「円山ステッチ」にてギャラリー運営や素敵な方が寄り添ってくれている「円山生活の会」(会員制)では、主宰をしつつ、季節の料理の会の講師も時にはしています。
ある方から、以前、「生き方の提案もしているし、暮らしのデザイナーでもありますね」と、言わわれたので、今回から、思い切って、わたしの仕事は「暮らしのデザイン」と表現したいと思います。
亡くなる前日まで友達にお料理を贈り、83歳で数年前に他界したわたしの母のように、ご縁のある方々に喜んでもらえる事をしたいのです。母の魂を引き継いで。
そして、今年の5月13日に眠ったまま他界した夫である建築家の佐野宜夫の想いも受け継いで、岡山の心豊かな暮らしの提案を娘たちと共に円山ステッチを拠点にして、続けていきたいと思っています。(写真は昨年の10月、天満屋さんで撮影)
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暮らしの中には、大切なコンセプトが隠れています
それを見つけることに大きな喜びを感じてきました
その喜びを人に伝える
設計する
心豊かなみんなの暮らしにつなげていく
それが私たち佐野アトリエの使命です
人と自然が溶け合う「瀬戸内文化」の創造に向けて
佐野アトリエ 元代表・建築家 佐野宜夫の想い (1956〜2016 倉敷出身 )
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みんなの暮らしに。。。。
つなげていきたい。
わたしの喜びを。
生きる喜びを。
岡山から。
今回は、岡山天満屋さんからのお誘いで、「生誕100年 ターシャ・チューダー展」と、同時開催という素敵な経験をさせていただきました。
来て下さった皆様、本当にありがとうございました。お声をかけをしてくださいましたたくさんの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。そして、寄りそってくれた「円山生活の会」のみなさんのやさしさにたくさん助けられました。天満屋の担当の方には、連日連夜打ち合わせを重ねていただき、感動しています。
まだまだ、行き届かないところがありましたが、改善しつつ、さらに円山マルシェらしい提案をと、シーン3に向けて気持ちは動きはじめています。
最後に昨日届いたメッセージを紹介して終わりにします。
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「お客さまのなかで、がんの手術をされ、退院された足で円山マルシェにお越しくださった方がおられました。
2ヶ月ぶりに外の空気を感じ、天満屋さんに来てみたら、こんなステキなマルシェに出逢えて、わたし生きてる!心から思えたわ。と、ソフトクリームをお買い求めくださいました。
うれしくて、うれしくて…。また泣きそうになってしまいました。佐野さんが大切にされている幸せが、暮らしのなかにあることをお客さまからたくさん教えていただいたように思います。本当にありがとうございました」
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生きる喜びを
佐野アトリエ 代表 佐野明子