ホームスパンの新藤佳子さん
2011年 10月 12日
買ったものの、気に入らなくて引き出しに仕舞ったままだったり。
自己主張したものは、うーん、飽きてしまうし、ありふれたものには、愛を感じないし。
倉敷ガラスのコップや焼き物のそばちょこを置いた時に、しっくりこなさそうなものは……だし。
ある時、「ゆくり」で出会った一枚のコースター。見た瞬間、作家さんの連絡先を聞いていたわたしでした。
その方は、羊の毛を手で紡いで、糸にして、手織りをされている女性だった。自然な色合いの織りは、羊たちのそれぞれの個性。黒もいたり、アイボリーもいたり、グレーもおしゃれで。
まるで、幼稚園の子どもたちみたいに、色んな顔をしていて、どの子を連れて帰ろうか、いつも迷ってしまう、そんなコースター。
時間を掛けて、うちに集まってくれたコースターたちは今、10枚。毎日、コップの下やお湯のみの下にも機嫌良く出動してくれて、いろんな羊たちのおしゃべりが聞こえてきそうなくらいです。
佳子さんは、小さなお子さんのお母さんでもあって、梅仕事をしたり、休みには海や山へ出かけたり自然を愛する人。蒔きストーブのある暮らしをされていて、大橋歩さんの [a.] のワンピースを 照れくさそうに着こなしていらっしゃる。
何工程もかかる、佳子さんの手仕事。
二人のお子さんたちは、どんな風に見ているのだろうかと小さなコースターを手にする度に思う。
さりげないけれど、すごい事をいつもしていて、これがこのお値段でいいのかしら、よしこさん!って思う。「円山マルシェ2011 aki」に向けて、今、新作の織りを準備してくれているそうで、すごく楽しみ。
コースターの話ばかりになってしまったけれど、マフラーやポットマット、花入れ、など小物が並びますので、お楽しみにいらして下さい。いいものを大切にして、長く使いたいものです。
新藤佳子さんの素敵なブログ→ ☆
素敵に紹介してくださっていて、びっくりしました。ありがとう。
円山マルシェ同時開催
ひつじからのおくりもの〜
手紡ぎ手織りのこもの展
2011.11.1(火) — 11.7(月) 2、3日はお休み。
open 13時〜18時
1日のマルシェの日は、11時〜16時
最終日の7日は16時まで
佳子さんによる糸紡ぎの実演 13時と15時の二回。作家在廊 1(火)と6(日)
1日以外は駐車場があります。