曹源寺の蓮と坐禅

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今日は、たくさんの雨が降りました。天からこの地に。
わたしは、ちょうど本棚のあるガラスの部屋で仕事をしていたので、雨に包まれているような感じでした。外との境界の少ない建物で生活をしていると、雨や風、日差しなど、自然をより身近に感じるようです。

写真は曹源寺、方丈の間近くにある鉢植えの蓮の花です。昨日の朝は、夫と二人で曹源寺の日曜坐禅会に参加してきました。二人で日曜日の朝、坐禅に行かせて頂くようになって、一年になります。坐禅会では、心を落ち着けること、無心になる事など教えていただいています。無心になることは、俗世間で生きているわたしには、とても困難なことで、坐禅中にも色々なことが頭の中にぼぁ〜んと出てきては消え、また別の事がぼぁ〜んと出てくるのです。なので、指導をしてくださる副住職の宗彦(そうげん)さんは、数を数えながら呼吸に集中しましょうと言われます。ひとつから十(とう)まで、とうまで数えられたらまたひとつから数えるのです。丹田を意識し、息を深く鼻から吸い込みます。そして、吸いきったところで、今度は口から吐きます。この時、十分に吐ききらないと、次にたくさん吸うことが出来ません。吐くときに、息を絞り出すように吐ききるのです。すると、自然にたくさん息を吸い込むことが出来ます。お腹が膨らむのが分かります。これを心の中で、数を数えながら続けます。ところが、気がついたら、12とか、13とかの数になっています。何か、気が散っていたりするとそうなります。気が散らないように目をつむればいいかというと、これがまた違うようです。宗彦さんは、「目を見開いてどこか、一点をみると集中できます」と言われます。90cm先の畳の淵の柄などをわたしは見ています。数を数えることは、容易いことではないのです。それで、自分なりに目標を立てて、坐禅をしているのです。

坐禅の後には、いつもお抹茶を出して下さいます。その時間は、また素敵なお話を聞く事ができ、楽しみなひと時です。
今まで聞いた原田老師のお話は、制作中の「日暮らし13号」で綴りたいと思っています。
ひとつひとつの言葉が心の支えになっていますし、わたし自身も自然の一部で、生かされているんだなぁと感じるようになりました。

今日の天からの雨、地面に落ちていきました。母なる大地に。
一滴の水もわたしたちは無駄にはしてはいけないと思うし、電気もそうだと思います。

Commented by vitaママ at 2011-07-07 08:56 x
雨を楽しもうとお気に入りの長靴を見つけました。

明子さんのお家は晴れの日はお庭が見渡せて素敵だなぁ~と感動させていただいたのですが、きっと雨降りも自然の恵みに包まれた感覚が楽しめるんでしょうね…本当に四季を五感で楽しめる生活がうらやましいです…。

曹源寺の座禅、なかなかタイミングが合わず残念です。座禅の呼吸法、時々日々の生活でも使っています。
意識して深い呼吸をするとほんとうに気持ちが落ち着く気がします。

今回は8月の曹源寺のバザーも仕事で行けそうにありません。
本当に残念です。

雨降りも癒してくれた紫陽花もそろそろ終わり、
これからは天に向かってまっすぐに咲く蓮の季節ですね。
Commented by higurashia at 2011-07-07 23:01
Nさん、ありがとうございます。
雨よく降りましたね。長靴が活躍したことでしょう。

坐禅、また日曜日の朝にお会いできるといいです。
夏の曹源寺もいいですね。でも、バザー、行けないんですね、、。
今年はお庭の見える書院でかき氷を食べるのが楽しみなんです。
Nさんの分までしっかり食べてきますね!!






by higurashia | 2011-07-04 23:34 | はな・みどり | Comments(2)

「gallery円山ステッチ」、「円山生活の会」、「円山マルシェ」主宰。自然に囲まれた岡山の円山ステッチにて季節の声に耳を澄ませて本当の意味での豊かで癒される暮らしを提案しています。


by higurashia